

☆カノッサの屈辱
*地上における唯一の救済機関教会から破門された人は、神の国に行けない
*皇帝に戴冠する権利をもつたカトリツク教会は絶頂期を迎える
☆教王は太陽、皇帝は月(皇帝は教皇を上回る存在)


☆ルターの改革の背景には経済的要因が
*教会は、清貧であるべきキリスト教の精神から逸脱しが
*カトリック教会の資金捻出の最たるものが免罪符
*教会は、免罪符を買えば罪が軽減されシステムを考え、御利益を求めて人々は殺到
☆免罪符への抗議が教改革の発端に
*ルターは、人々は「信仰によってのみ義とされる」と訴えた
*教会でなく、聖書の教えを忠実に守ることで神に救われると説く
☆ルターは、聖書をドイツ語に翻訳した
*カトリック教会では、ラテン語の聖書を使用していた
*ラテン語を知らないと内容が理解できない
*教会は、信者の無知を利用し人々を操る



☆各地に飛び火する宗教改革
*カルヴアンはルターの聖書回帰とは別のコンセプトを「予定説」を提示
☆「予定説」とは、神は救う人をすでに決めている
*信じるか信じないかにかかわらず神が誰を救うかは決まつている
*神はあなたをすでに選んでいるのだ、選ばれたことに感謝しなさいとした
☆「プロテスタンテイズムの倫理」
*プロテスタントの人々は、自分に与えられた職業を「天職」と考えて勤勉に働く
*経済的な発展に貢献することで、国力を向上させることとなる
*宗教改革により、人や君主は教会の呪縛から逃れた


☆ルター、カルヴァンと同じ時期の英国宗教改革
*発端は、国王の離婚問題(カトリックでは離婚を禁じていた)
*国王は離婚を決意するヘンリ18世は、国ごとカトリックを離脱し英国国教会を設立
☆離婚問題の余波でイギリスは大帝国に
*イギリスは、カトリックの擁護者・スペインとアルマダの海戦を戦う
*イギリス国教会は、他と異なり保守的なプロテスタント
*それが、アイルランドの人々や他のプロテスタントとの抗争に発展
*清教徒革命~名誉革命につながり、アメリカ合衆国を誕生させる


☆宗教改革への対抗策が海外布教へ向かわせる
☆北にプロテスタント、東にイスラムの壁
*教会は征服事業に対し、スペイン・ポルトガルの縄張り争いの調停を行う
*教皇子午線と呼ばれる境界線を設定しました。愛の宗教と呼ばれるキリスト
*スペインハプスブルグ家は「太陽の沈まない国」を達成した
*カトリックも「太陽の沈まない勢力圏」を達成した


☆太陽の沈まない国は意外に短命で終了
☆宗教戦争の後に残ったもの
*絶対王政の君主は「王権神授説」の立場をとる
*教会と王侯は分離する
☆ピューリタンの旗印は「神の前に平等」と「王権神授説の否定」で移住

☆北米に進出した西欧諸国
*アメリカ合衆国の指導層はWASP
*W(白人)、AS(アングロサクソン)、P(ピューリタン)
☆アメリカに渡ったのはプロテスタントだけでなく、巨大な宗教国家と化するアメリカ
*アメリカ合衆国はプロテスタントの国というイメージがある
*人口比でいえば、プロテスタントは諸派を合計しても約半数でしかない
*自由の国アメリカのジレンマです
☆アメリカにとり神とは何か
*アメリカ大統領が聖書に手を置いて宣誓をする
*合衆国の独立宣言にも「造物主によって」という言葉がある
*すべての事物は、造物主たる神が与えたものであるというのが基本精神にある
*起草時には、現在のような多数の異教徒の移民を想定していなかった




☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します



(『手にとるように宗教がわかる本』記事より画像引用)