

☆元旦から始まる日本の一年間には、いろいろな起源をもつ行事が混在する
☆太陰暦は、新月から次の新月をひと月とする
*新月は一日(ついたち)、満月十五夜(じゅうごや)、月を見れば日がわかる
*太陰暦は、農業に大きな関係がある太陽の運行とずれが生じ農業には不向き
☆二十四節気(せっき)とは
*太陽が真東から昇る春分から次の春分までを1年とし24分割した二十四節気
*二十四節気では、日本の気候とずれがある背景
*日本より寒い中国北部の気候を基準にして名称が決められている
☆奇数は縁起が良いとの中国の思想
*3月3日、5月5日、7月7日、9月9日、1月7日を加えた五節句
*江戸時代には公式に祝日とされていた
☆明治時代に導入された太陽暦

☆神道の考え方では、正月には歳神様がやってくる
☆門松は、歳神様がやってくる目印でしめ飾りで歳神様をお迎える
(鏡餅はお供え物)
☆中国の方位学が入り、歳神様は毎年異なった方向からやつてくると考えた
(その方向を、その年の縁起のいい方角恵方とした)
☆新嘗祭は宮中で行われている神道の年中行事
*豊作に感謝し、神様に収穫した穀物をお供えする行事
☆勤労感謝の日は天皇が新穀を神とともに食した新嘗祭に起因する

☆お釈迦様の誕生日4月8日は灌仏会(かんぶつえ)=花祭りとして祝う
☆お釈迦様の命日、2月15日涅槃会
☆お釈迦様が悟りを開いた日12月8日は、成道会と呼ばれ法要が営まれる
☆春分の日、秋分の日には太陽が真西に沈むことから彼岸会を行う
*極楽浄土が西方にあるとされたことに由来している
*死者が転生したあの世を彼岸とし、祖先を供養するためにお墓参りに行く

☆現在の日本では、お盆は、祖先を供養するイベントとなった
☆お盆はもともと、仏教行事である孟蘭盆会(うらぼんえ)に起源をもつ
☆中国の道教では1年の真ん中である7月15日を中元と呼ぶ
*神に捧げものをする習慣がありました(お中元の起源)
*日本に伝わり、お盆行事は多彩になっていく
*「盆踊り」は、先祖を喜ばすためとも先祖の霊とともに踊るとも言われている

☆お盆をいつにするかが大問題となった
☆現在では新暦の8月15日をお盆とする方が優勢
☆日本のお盆は仏教、中国の思想、日本の民間信仰などが混交した風習


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なかなか複雑なお盆の意味合い
(『手にとるように宗教がわかる本』記事より画像引用)