
☆我々の心を打つ優れた仏像が制作された時期には、いくつかの波があった

☆仏教が朝廷の保護を受ける
☆6世紀に仏教が伝来した直後から、渡来人による仏像制作が開始される
☆飛鳥・白鳳・天平文化が栄え、南都六宗の本山となった奈良の諸寺
☆家族ゆかりの寺に壮人な伽藍とそこに安置された仏像
(釈迦如来・薬師如来等とその脇侍・眷属(けんぞく))

☆最澄、空海によってもたらされた天台宗・真言宗の寺院に優れた仏像
☆密教寺院では、如来や菩薩はすべて大日如来の化身として整理された
☆密教寺院では、明王という新しい役割の仏を生みだす
☆明王は基本的に密教系の寺院かその流れを汲む修験道の道場にしか存在しない
☆明王信仰は不動明王の信仰を生みだす
(高幡不動、江戸の五不動といった○○不動は、天台宗か真言宗の寺院)
☆東寺の講堂には、空海の設計思想による立体曼荼羅がおかれている
☆平安末期になると、浄土信仰の流行
(阿弥陀如来を置いた荘厳な堂が造られた)
☆平等院の本尊阿弥陀如来像を作成した定朝の系列に円派、院派が現れ活躍

☆康慶を祖とする慶派が活用し、運慶とその兄弟快慶と子の湛慶が現れた


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仏像ブームは何度もあった(『手にとるように宗教がわかる本』記事より画像引用)