

☆「がん」死因第2位の胃がん
☆発症リスクの最大要因胃の中のピロリ菌の除去が進み、罹患率は減少するといわれている
☆現在、男性の「がん」罹患率で第1位、女性でも第3位で胃がんになる人は多い
(胃を切除する手術が必要)
☆胃を失うと消化機能が落ち、食欲中枢に働きかけるホルモンの分泌も低下し体力の低下に繋がる
☆胃の機能を残すのにはどうすればよいのか?(有明病院比企部長コメント)
*胃を全部取り除くことで体力が失われQOLの低下が著しくなる
*胃を全部取ることが対象となる症例でも、胃の一部を残す「胃亜全摘術」を実施している
*胃をわずかに残すと、手術後の食欲などは維持され、体力の温存に役立つ

☆がんが局所でも、内視鏡的な治療では取り切れない場合、胃を大きく取る手術が行われていた
☆LECS(腹腔鏡+内視鏡合同胃局所術)手術で改善する
*腫瘍とその周辺部分だけを取り除く手術を実施すれば、胃の機能温存ができる
*外側からでも、正確にがんの位置を把握できれば、機能温存は可能
☆内視鏡的粘膜下剥離術の技術力の高い医師と、腹腔鏡下手術の技術力の高い医師がタッグを組む
*胃の切除部分は必要最小限で済み回復も早い

☆胃のリンパ節に「がん」が潜むかも肉眼ではわからない
☆がん細胞が潜んでいるかもしれない胃壁、リンパ管、血管を全て取り除くには、胃を切除が必要
(機能温存に関しての高い壁)
☆胃がんのセンチネルリンパ節生検
*センチネルリンパ節への転移の有無を調べる検査の開発が進んでいる
*センチネルリンパ節は、「がん」が最も転移しやすい場所
*センチネルリンパ節に「がん」が存在しなければ、胃を大きく切除する必要がない
☆「テーラーメードの治療が大切です」と語る比企部長語る


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全摘は「生活の質」低下の恐れもあるが、局所手術でそれらの不安を払拭した
(『THEMIS7月号』記事より画像引用)