
☆金融バブル崩壊後、7社あった専業信託が3社に統合された
(三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行)
☆三菱UFJ信託銀行は、法人融資から撤退し「運用受託」に傾斜する
☆三菱UFJ信託の新路線の未来はまだ見えてこない

☆三菱UFJ信託銀行は、三菱UFJ銀行(商銀)へ法人融資部門を移管した
☆融資統合のため信託銀の法人融資担当者160人が商銀へ籍を移した
☆小山田隆頭取を1年で退任に追い込み、「独裁体制」を固めた平野信行CEO
☆商銀の法人融資の一体化をトップダウンで断行
☆三菱UFJ信託銀行の13兆円の貸金規模(全国銀行融資ランキング7位)

☆高度成長期に三菱信託は信託専業7社中首位だった
☆貸付信託「ビッグ」でトップの資金量を誇る
☆産業のコメである資金を供給し続けた「信託バンキング」の誇りと実績があった
☆バブル経済崩壊後の金融再編成の中で三菱信託の地位が低下
(三井住友信託の後塵を拝する)
☆三菱UFJ信託銀行運用受託部門出身の池谷社長は、活路を同部門拡大に求めた
☆森長官と平野CEOの風圧を受けた池谷社長
(「融資取引外出し」の道を選択)

☆信託銀の法人融資担当者160人が商銀へ出向
(今年4月より、年金や証券代行、不動産業務を担600人を商銀に出向)
☆三菱UFJ信託銀行は、信託取引のない顧客へのセールス拡大やグループ一体型営業を推進する
☆日本の「商事信託」の主役は法人であり、三菱UFJ信託銀の動きを危惧する業界関係者は多い
☆企業の最新動向や先端情報を入手する機会が激減し、社員のスキル低下を防ぎようがない
☆池谷社長は人口の多い大都市では、富裕層向け「最高級店舗」を増やす計画だ
☆各信託が富裕層取引に注力中、しかしリテールだけで食える人員は限られる


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三菱UFJ平野CEOに「聖域」を奪われた信託銀の衝撃
(『THEMIS7月号』記事より画像引用)