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柳原 白蓮(闇の中で光を探して)

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柳原 白蓮(燁子)(歌人・小説)

柳原 白蓮生誕から結婚まで
 ☆父は柳原前光伯爵、母は前光の妾の柳橋芸者
 ☆大正天皇の生母である柳原愛子の姪で、大正天皇の従妹にあたる
 ☆燁子は柳原家に引き取られ、前光の正妻・初子の次女として入籍
 ☆生母は、燁子3歳の時に病死し、9歳で子爵・北小路隨光の養女とな
柳原 白蓮、最初の結婚と離婚
 ☆北小路資武が結婚相手である事など知らなかった燁子は資武に恐怖して嫌いぬく
 ☆資武に「お前なんか妾の子だ」と罵倒され自分の出生を知らされる
 ☆結婚したが、夫とは夫婦の愛情も無く、燁子は孤独を深めるばかりであった
 ☆燁子は、子供は残す条件で離婚が成立し20歳で実家に戻った
 ☆燁子は「出戻り」となり、門の外に一歩も出る事のない幽閉同然の生活となる
 ☆燁子は、東洋英和女学校に23歳で編入学し、寄宿舎生活をおくる
 ☆佐佐木信綱主宰である短歌の竹柏会に入門する
 ☆燁子は、慈善事業に関心を持つなど見聞を広めた
柳原 白蓮再婚
 ☆親子ほどの年齢差・身分・教養ともあまりに不釣り合いな結婚
 ☆炭鉱王で日の出の勢いの事業家で富豪との結婚「華族の令嬢が売物に出た」と話題になった
 ☆炭鉱王伝右衛門は、若い頃の放蕩が過ぎて子供ができない身体
 ☆燁子は実子を持つ事が出来ない不安定な立場で、大勢の使用人と暮らす複雑な大家族の女主人となる
 ☆女中頭のサキは家中を切り回し、妾の立場で家を取り仕切るサキと、燁子は激しく対立する
 ☆歪んだ結婚生活の懊悩・孤独を燁子はひたすら短歌に託し、竹柏会の機関誌『心の花』に発表し続けた
柳原 白蓮と佐佐木信綱
 ☆佐佐木は、私生活を赤裸々に歌い上げる内容に驚き、雅号の使用を勧めで「白蓮」と名乗る
 ☆『心の花』の叢書として処女作の歌集『踏絵』を自費出版する
 ☆歌壇で話題となり、新聞にも好意的に取り上げられる
 ☆燁子は夫に気を遣い、様々な相手と歌や手紙の上で仮想的な恋愛の駆け引きをし心の救いを求めていた
柳原 白蓮恋に生きる
 ☆宮崎龍介は年下で、東京帝国大学法科に在籍しながら新人会を結成して労働運動に打ち込んでいた
 ☆燁子は龍介に「自分の生活はものを書くだけで、何の楽しみもない」という境遇を語っている
 ☆龍介との日常の報告と恋文が混じる文通が始まる
 ☆龍介は、燁子が誰に対しても率直に意見を述べる珍しい個性に惹きつけられた
 ☆龍介の周囲で燁子との関係の噂が広まり、燁子の心を一層龍介に傾かせた
 ☆燁子から龍介に「今の状態から一刻も早く私を救い出して欲しい」といった趣旨の手紙が届く
 ☆京都での逢瀬で燁子は龍介の子を身もごり、道ならぬ恋は命がけであった
 ☆龍介は新人会時代の仲間である朝日新聞記者の早川二郎らに相談して、燁子出奔の計画を練り決行した
 ☆白蓮事件(燁子36歳、龍介29歳)
柳原 白蓮再々婚
 ☆生まれた長男・香織と共に宮崎家の人となった燁子は、経験した事のない経済的困窮に直面する
 ☆龍介に結核が再発して病床に伏し、宮崎家には父が残した莫大な借金があった
 ☆燁子は小説を執筆し、歌集も出版、色紙や講演の依頼も引き受けた
 (龍介が動けなかった3年間は燁子の筆一本で家計を支えた)
 ☆この頃、吉原遊郭から脱出した花魁の森光子が宮崎家に駆け込んで助けを求めている
 ☆苦界にあった女性達に白蓮は憧れの存在であった
 ☆龍介は第一回普通選挙に立候補するが、演説会場で昏倒し喀血して絶対安静の身となる
 ☆宮崎家を頼る労働運動関係者や中国人留学生、吉原から脱出した娼妓らを食客として世話をした。
柳原 白蓮の戦争と晩年
 ☆盧溝橋事件で中国との和平工作で、龍介が近衛文麿首相の依頼で上海へ派遣されるが失敗
 ☆長男・香織が学徒出陣し戦死した
 ☆世界連邦婦人部部長としての講演会で、出奔事件以来年初めて九州・福岡の地を訪れている。
 ☆皇太子と平民である正田美智子との結婚
 (香淳皇后、雍仁親王妃勢津子、宣仁親王妃喜久子、梨本伊都子、松平信子らと共に激しく反対した)
 ☆緑内障で徐々に両眼の視力を失い、龍介の手厚い介護のもと、娘夫婦に見守られ穏やかな晩年をすごす
出典、NHK「ザ プロファイラー」、WIKIPEDIA













柳原 白蓮(闇の中で光を探して)(「ザ プロファイラー」テレビ画面より画像引用)

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