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プミポン国王へのタイ国民の思い

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2ケ月前タイを訪問しプミポン国王がタイ国民から敬愛されているのを認識しました

タイのカリスマ的存在プミポン国王がこの世を去った
国軍との協力の下、王室の権威と議会制民主主義を併存させる「タイ式民主主義」を確立した国王
最大のカリスマを失った後、非民主的とも批判される「タイ式」が維持できるのか?
焦点だった後継者にワチラロンコン皇太子が就く見通しとなった
出典、毎日新聞記事他参考&引用








プミポン国王(ネットより画像引用)

ワチラロンコン皇太子
国王になるとともに、数百億ドルに上るとされる財産の管理も引き継ぐ
子供は7人、3回の結婚歴がある
私生活は不法ウェブサイトや、リークされた外交文書でも話題にされている
 ☆極秘の米外交文書は「皇太子は、敬愛を集められず、カリスマも持ち合わせていない」と表現している
タイ憲法で国王は「崇拝される地位にある」で、国王の役割について議論が行われることを制限している
英国に留学、オーストラリアでの留学を経てタイ国軍に入隊した
パイロットの資格も持ち、ヘリコプター、戦闘機、ボーイング「737」の操縦もできる

タイ人が国王に抱く「国父」としてのイメージと権威
プミポン国王が1代で築いた
立憲革命で絶対王制が廃止され、王室の影響力は弱まった
影響力が強まったのは、軍人のサリット元首相がクーデターで政権を確立して以降です
サリット氏は、国王の権威を利用して、政権の求心力を高め、開発独裁と反共産主義政策を進めた
プミポン国王も地方視察や開発事業を積極的に実施し、ラオスに近くで、共産化を防いだ

プミポン国王は名実共に国民統合の柱となった
国軍と民主化運動グループが衝突した「5月流血事件」では、双方を王座の前に座らせて仲裁
国王の政治的影響力の大きさに世界が驚いた
「タイ式民主主義」は政治的安定をもたらした
反面、王室に連なる軍や官僚、財閥といった支配者層に富と権力を集中させた

「タイ式」民主主義を揺るがしたタクシン氏
タクシン氏は「ばらまき」とも言われる政策で農村住民や貧困層から支持を得る
大胆な行財政改革で既得権益に切り込んだ
保守層にとり「王室を頂点とするタイ社会への挑戦者」タクシン派と反タクシン派の対立が生まれた

軍は「王制護持」を掲げてクーデターを決行
タクシン氏を政界から追放したが、タクシン派の影響力はその後も衰えず
治安部隊がタクシン派のデモを強制排除し約90人が死亡した
政党政治の影響力低下を狙った新憲法国民投票では、賛成が多数を占めた




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