江戸時代の大震災と伊奈忠順さんの選択
東北大震災から５年、阪神・淡路大震災２１年宝永大噴火（富士山大噴火）で活躍した、神様になった伊奈忠順の苦悩を推察した番組ですＮＨＫ「英雄たちの選択」番組参考＆引用
江戸時代の大震（英雄たちの選択番組より引用）
元禄地震
１７０３年関東地方を襲った巨大地震です震源は、相模トラフの房総半島南端にあたる千葉県の野島崎と推定されるマグニチュードは、８，２と推定されています宝永地震江戸時代１７０７年（元禄地震から４年後）東海道沖から南海道沖で発生した巨大地震です南海トラフのほぼ全域にわたの断層破壊が発生したと推定され、日本最大級の地震とされています地震の４９日後に起きた宝永大噴火は、亥の砂降りと呼ばれています宝永大噴火宝永地震の４９日後に起きた宝永大噴火は、「亥の砂降り」と呼ばれています１７０７年に起きた富士山の大噴火です噴火は約２週間続き、噴出した溶岩石による火災などで甚大な被害をもたらしました６２０年ぶりの空前の大噴火で、現在も富士山の東南斜面に巨大な噴火口を残しています小田原藩の全領の約６割が大量の火山灰に埋まりました伊奈忠順の業績江戸時代中期の関東郡代です永代橋架橋、深川埋め立て、浅草川治水工事をしました伊奈忠順と宝永の大噴火忠順はこの噴火に対し、災害対策の最高責任者に任じられました災害を視察すると、御厨地方へ幕府の支援が一切行われず、５９もの村が「亡所」となっていました忠順の業務命令は、酒匂川の改修工事でした伊奈忠順の幕府命令に背いた復興への支援忠順は、酒匂川の改修工事に被害農民を雇い入れることで、農民の生活の安定を図る独断で、駿府紺屋町の幕府の米倉を開き、村々の飢民へ分配した無断行為を咎められ、忠順は罷免、後に切腹を命じられた忠順の救済により救われた農民たちは、その遺徳を偲び、伊奈神社を建立した