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Channel: 慶喜
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GPIFが購入する株に注目

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プロの運用では、日経平均ではなくTOPIXが使われる

プロが運用成績を見るときの基準に使う「ベンチマーク」は、TOPIXです
プロが株価指数連動のポートフォリオを組む時もTOPIXです




ZAI4月号より引用

日経平均とTOPIXの違い
日経平均は、「株価を足して銘柄数で割ったもの+株式分割等の調整」
TOPIXは、「東証1部銘柄の時価総額(株価×株数)の変動を見るもの」
プロにとっては、時価総額が大きい銘柄の値動きを表す株価指数の方が現実的です

日経平均上位5銘柄と構成比率(5銘柄で27%)
(ファースト10%)(ソフトバンク7%)(ファナック4%)(KDDI 、京セラ各3%)
日経平均ですが株価が高い銘柄が並びます
株価指数とし構成比が高い株の影響があまりに大きいので「ユニクロ指数」と呼ばれることもあります

年金積立金管理運用独立行政法人
運用資産は124兆円(国内株式20兆円)あります
東証一部上場銘柄の時価総額は、500兆円、GPIFは、時価総額が大きな銘柄を購入します
日経平均に連動させると、株価が高くて時価総額(株価×株数)が少ない銘柄を買い上げてしまいます
大型の投資信託なども偏りなく数百銘柄に投資し、TOPIXの値動きに近い運用

TOPIXの問題点
時価総額が高い銘柄の構成比率が高いので、割高の銘柄を他の銘柄より多く買います
株主の利益を無視し、株価が低迷企業でも、時価総額も大きければやはり多く保有することになります
時価総額を基本にしながらも、構成比の上限を決め、経営効率が高いと思われる企業だけに絞っています

TOPIX上位5銘柄と構成比率(14%)
(トヨタ自動車5%)(三菱UFJ3%)(ソフトバンク、三井住友、ホンダ各2%)
TOPIXを見ると時価総額が巨大な重量級銘柄が並びます
自動車2銘柄、銀行2銘柄とセクターには偏りがあります
一般に重厚長大企業や在来型の金融機関の構成比率が高くなります

JPX日経400上位5銘柄と構成比率(8%)
ソフト、ファナック 、三井住友FG、三菱地所 各1.5%強です
組み入れ上限を1.5%を目安に調整しているため、銘柄分散ができているといえます
東証2部、マザーズ、JASDAQなども含めた中からROEなどを基準として400銘柄が選ばれています
組み込み上限によって、時価総額が小さな株の割合が、TOPIXより増えています
ROE重視ということは、PBR高くても、利益率が非常に高い業種が採用され易くなります
株価指数の値動きを荒くする要因と考えられます

個人投資家はどう投資に活かせるのか?
GPIFは、ベンチマークをJPX日経400にしています
年金に組み入れられそうなJASDAQ、マザーズ銘柄を買う
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