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江戸の文化(富士講)

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富士講とは?

江戸時代に成立した民衆信仰で、江戸を中心に流行し『角行』の系譜を汲むものをいいます
富士講の活動は、定期的に行われる「オガミ(拝み)」と、富士登山(富士詣)から成っています
オガミにおいて、勤行教典「オツタエ(お伝え)」を読み、「オタキアゲ(お焚き上げ)」をします
信仰の拠りどころとして、石や土を盛って富士山の神を祀った富士塚を築きます




















富士講(ネットより引用)

富士講の歴史
富士山麓の人穴で修行した角行藤仏によって創唱された富士信仰です
*良き事をすれば良し、悪しき事をすれば悪し。
*稼げは福貴にして、病なく命長し。
*怠ければ貧になり病あり、命短し。
大名や上層階級から支持され、江戸庶民からも熱狂的に支持されました
角行の信仰は、既存の宗教勢力に属さないもので、講集団も単独の宗教勢力です
多くの講社があり、江戸時代後期には「江戸八百八講、講中八万人」と隆盛をきわめました

富士講の御師(おし)
信仰の指導者で、富士講の講員に富士登山時の宿泊所を提供する役目を荷っている人です
富士山閉山期には、御師は江戸などの富士講をまわり、教えを説きました

人穴(ひとあな)
「角行」修行の地である人穴は聖地とされており、講員らが訪れます
人穴に隣接する人穴浅間神社は主祭神を角行としています

富士講の衰退
富士講にとって聖地は富士山であり、巡礼として富士山登拝を繰り返します
明治以後神道勢力からの弾圧と、登山動機を信仰に求めていた富士講は大きく衰退しました


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