
☆各国首脳の年間議会出席日数
(日本の113日、フランス91日、英国38日、ドイツ6日、米国1日)
☆首相、重要閣僚も足止めをくらい、内政は停滞、外交は各国に後れをとる
☆各国の議会は、本会議中心主義の国と委員会中心主義に分かれる
☆戦後の日本は、委員会中心主義を採った
*委員会では、パフオーマンスや出来レースを続けている
*1日2億円といわれる国会運営費が無駄になるだけ

☆国会は1年以上にわたり、森友・加計学園問題の追及に費やされてきた
*最近の予算委員会で約4時間の議論の内90%以上はモリカケ関連の議論
*議員たちは一般会計の内容をよく理解できないので、予算案の当否を論じない
*最大の要因は、予算委員会にNHKの全国放送が入るため議員が選挙対策に利用する
☆質疑者にとり、予算委員会が最高の「見せ場」になる
☆政策能力が乏しいが、パフォーマンスが得意な野党議員が大半
☆彼らにとり、首相や閣僚を舌鋒鋭く追及した姿を見せつけるほうがいい
(選挙区の有権者にアピールし票につながる)
☆自民党の小泉進次郎氏を中心とした若手・中堅議員改善案をニ階幹事長に提出
*スキャンダル追及の場を提供する「特別委員会」を設ける
*予算委員会の「正常化」を図ろうとする国会改革案を取りまとめた

☆予算委員会の質疑者に抜擢されても、不勉強で自分では原稿を作れない議員も多い
☆党の政務調査会のスタッフや政策秘書が代筆する
☆政府側の閣僚も、自分で答弁できないから、官僚が答弁書や付属資料を前もって用意する
☆自民党一強の現状では、野党が反対しようが、結局は数の力で押し切られる
☆野党が有権者向けにできるパフォーマンス
(予算委員会に大量の議員を傍聴人として動員し、気勢を上げ、存在感を示すことしかない)
☆予算委員会で重要なのは「公聴会」だ
*国会法の規定により、予算の議決には公聴会を開催することが義務づけられている
*公述人は原則として、公募で選ぶことになっている
*それは建前で、実際には政党が推薦した御用学者らが選ばれている


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政権&野党のテレビ向けパフォーマンスや与野党なね合いが横行
(『THEMIS8月号』記事より画像引用)