

☆安倍総理が「セクハラは人権侵害、被害の予防・救済・再発防止」を唱えても問題はそこではない
☆セクハラ問題の新たな被害防止策として、
*従来、国家公務員のセクハラ研修の受講が採用時と管理職への昇進時だけでした)
*今後、幹部職員にも定期的な受講が義務づけられた
☆その状況を内閣人事局が管理することになったことだ
☆管理内容は、人事評価や昇格の判断基準になるともある

☆「内閣人事局は、霞が関の特務機関になるのではないか」という会話が話されている
☆内閣人事局は、国家公務員の人事管理に関する中枢機能を担う組織と位置づけられた
☆昨年夏からは、官僚トップの内閣官房副長官も経験した杉田元内閣危機管理監が就任
☆杉田氏ほど、ときの内閣と上手くつきあってきた警察官僚もそういない
☆杉田氏が歩いた警備・公安畑はいまや主流で、警視庁捜査2課を花形にした
☆高級官僚を潰すにはカネか女の話題のどちらかがあれば十分だ
☆贈収賄のようなカネの案件は表に出にくいが、女の醜間なら、山のように出てくる

☆官邸と距離があった林氏の次官就任を2度にわたって見送り名古屋高検検事長に就任させた
☆安倍政権は「官邸検事」と異名をとる黒川氏を次官として重用し続けてきた
☆黒川氏の政権ヘの付度ぶり
(「潰れた事件の数々を見れば、想像がつく」と検察内部からも不満の声がでるほど)
☆法務省・検察には本来の立つ位置を思い出してほしい

☆財務省人事は、混迷を極め、福田前次官の後任は、星野主税局長が取り沙汰されていた
☆麻生財務相の最側近・浅川財務官の横滑り案が浮上し浅川氏に決まった
☆今回の人事には、官邸の意向と財務省の必死の抵抗が見て取れる
☆官邸が強力に省庁人事に口を挟むようになっている
☆結果、財務省の歴史からは考えられない人事が断行された

☆「お守り役」の浅川氏を次官に据える
(安倍総理は麻生氏から「3選支持」を取り付けたかった?)
☆結果、岡本主計局長、大田理財局長、矢野官房長の3人も留任させざるを得ない
☆「公文書改鴛」で窮地に追い込まれた3人
(総理の「麻生死守」の決断で首の皮一枚繋がった)

☆内閣人事局がこれほど機能するとは誰も考えていなかった
☆官邸の意のままに各省人事は動き、政と官との力関係は完全に変わった
☆公文書改竄事件の背景
(安倍一強体制下で各省から人事権が剥奪されかけていたこともあったと思う)
☆安倍官邸は、財務省の失態に乗じて森友学園問題を官界に責任転嫁
(一気に人事権の奪還をはかつたのでは)

☆加計学園問題で大失態を犯した柳瀬経済産業審議官
(政権に忠誠心が高かったわけではないと評されていた)
☆今井政務秘書官は、「安倍政権に骨を埋める」と経産省との紐付きを断ち切る
(安倍首相に仕える「官邸官僚」となった)
☆柳瀬氏は「官邸よりも本省に忠誠を誓う、典型的な霞が関エリート官僚」(経産省OB談)
(そうした傾向は多くの財務官僚に共通する)
☆財務省は、見せしめ的な意味もこめて人事に手を突っ込まれたのでは?
(今後の柳瀬氏の人事が注目されている)


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財務&法務次官人事への憶測や柳瀬元秘書官への懲罰など霞が関は揺れる
(『THEMIS7月号』記事より画像引用)