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☆伊勢参り、他神社等を参拝する場合「講」という集団を組み行った
☆昔は、楽しみは少なく、村人たちは大いに楽しみにして出かけて行った
(参拝に行くのは、仲間の村人で子供のころからの旧知の仲)
☆「講」とは、共通の信仰を確認する行事や会合の事
(本来の「講」とは、法華経の内容を講義する法華八講等)
(信仰集団として、地域の神仏を祀るもので、庚申講・念仏講等)
(信仰集団として、遠隔地の参拝する場合、伊勢講、熊野講、金毘羅講等)
☆「講」に参加し、遠隔地の神社に参拝する人々多く、参拝先の社寺も経済的に潤った
☆現在では、農村部では過疎化が進み「講」組織も衰退していく
☆村から団体客を組んで有名社寺を参拝するという従来のスタイルはなくなった
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☆寺は、土地も奪われ、維持費をねん出するのに苦労するようになった
(廃仏毀釈年で大きな打撃を受けたところもある)
☆法隆寺は、明治に入り、経済的な苦境から文化財を皇室に献納している
(法隆寺には、皇室より現在のお金で数億円下賜された)
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☆戦後は、交通機関も発達して遠方の社寺への参拝することは容易なった
☆高度成長時代には、旅行に費用をかけることに可能にし、社寺への参拝も活況を帯びた
(修学旅行が盛ん上になり、奈良の寺院には参拝者が押し寄せ寺院の経営を活性化させた)
☆法隆寺は、拝観料値上げ(修学旅行生の減少)
☆修学旅行も多様化し奈良や京都は必ず選ばれるという時代ではなくなった
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☆身延山久遠寺は、明治の大火で伽藍は消失し文化財も失われた
☆文化財を目当てに身延山を訪れる人は少ない
☆身延講ような団体での参拝者がいなくなった
☆現在身延山を支えているのは、立正佼成会や霊友会という日蓮系新宗教の信者の参拝
(新宗教の教団自体も最近衰退している)
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宗教なき日本、いかに生きるべきか(1)(ネットより画像引用)