不正融資で叩かれた商工中金より財務省所管のスーパー公的金融にこそ問題あり
公的金融縮小阻止へ融資拡大☆リーマンショック、東日本大震いずれも未曾有の危機だった
☆政府が編み出したのが「危機対応政策」中核に据えられたのが公的金融の強化策だった
☆日本政策投資銀行の民営化が凍結され、公的金融のパイプが「危機対応勘定」の名目で拡大されていった
☆先頭に立ったのが財務省であり、当時に限れば、危機対策として間違ってはいなかった
財務省にはもうひとつの目論見があった☆小泉政権の下で進められた公的金融の民営化、業容縮小に対する巻き戻し戦略
☆その結果、公的資金の肥大化として露呈し始めたのが最近の情勢である
☆事件化で、初めに表面化したのは経済産業省が所管する半官半民の金融機関商工中金
（安倍政権に密着する経産省に対する財務省の巻き返し戦略だった？）
☆商工中金が不正まで犯して融資を肥大化させた発端
（財務省の仕掛けた危機成金政策）
商工中金問題は氷山☆本命は財務省の庭の中に匿われている日本政策金融公庫
☆日本公庫は広範な分野をカバーしているスーパー公的金融といっていい
☆日本公庫の融資残高は商工中金の２倍近くに匹敵する約１８兆円である
☆所管は財務省であり、同公庫の総裁には元財務次官が就いている
客を奪う日本金庫に批判ます☆公的金融が担っているのは民間金融の補完的な役割
（本来、民間金融が手を出し難いような企業に手を差し伸べる役割）
☆実態はその建前とはあまりにも違い、「ノルマ」が横行しているとの見方もある
☆公的金融機関は完全に小泉政権の公的金融の民営化以前に先祖返りしている
☆日本公庫は株式会社であり、特別行政法人のような報酬制限はない
（トップたちの報酬はウナギ登りになっておかしくない）
民間銀行は官の逆襲恐れ沈黙☆公庫では「セーフティネット貸付」増強に向けたアクセルが踏み込まれている
☆営業部門は民間金融を排除するような積極セールスが展開されてきた
☆この構図は、日本公庫、商工中金、日本政策投資銀行も同様だ
☆経産省が日本公庫で財務省への逆襲に動くとみられる
☆美味しい利権の確保という利害で手を握るのが官僚機構の常である
☆肥大化の被害を被っている民間銀行業界も匿名では批判する
☆民間銀行は、詳細な事実を提示して批判を展開することは避けがち
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私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください出典、『ＴＨＥＭＩＳ３月号』
日本公庫が抱える商工中金超す「爆弾」（『ＴＨＥＭＩＳ３月号』記事より画像引用）