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宗教史100(オスマン帝国崩壊後)

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西欧世界の進出で変容した中東、東欧、旧ソ連地域のイスラーム教徒

西欧世界の進出で変容したイスラーム教徒
 ☆近代化に成功したヨーロッパ列強の帝国主義支配
 ☆二度の世界大戦、東西冷戦
イスラーム発祥の地アラビア半島や他の中東地域
 ☆オスマン帝国の崩壊で、ヨーロッパの近代化に追随する勢力も現れた
 ☆初期のイスラームの伝統に立ち返ろうとする復古主義が各地で台頭
ボスニア・ヘルツエゴビナの3民族間紛争
旧ソ連のイスラーム諸国の武装テロ
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
記述に誤り不明点あると思います、詳細、出典記事・番組・画像等で確認ください
出典、『宗教史(成美堂)』




オスマン帝国崩壊後のムスリム人(『宗教史(成美堂)』記事より画像引用)

中東でワッハーブ派の台頭
ヨーロッパ諸国に次々と領土を奪われたオスマン帝国
ヨーロッパの文化を取り入れる欧化改革を進めた
アブドゥル・ワッハ―ブの運動
 ☆「ムハンマドの時代のイスラーム共同体(ウンマ)に返れ」伝統への回帰を唱える
アラビア半島内陸部を拠点に、ワッハーブ派を起こした
運動は、イスラ―ムの復古的な改革によって列強に対抗しようとする運動です
有力部族のサウード家に支援されて、一時はアラビア半島全域を征服した
サウード家によるサウジアラビア建国へと結びつき今に至っている

中東でイラン革命
アメリカの支援を受けるパフレビー王朝に対しホメイニーが抵抗運動を指導
「法学者の統治論」を唱え、政教一致の国家体制をめざして王権を打倒した
革命は、世俗主義をとなえる周辺諸国に「革命の波及」を懸念させた
 ☆イラン・イラク戦争の勃発

東欧でのボスニア・ヘルツエゴビナの民族紛争
他宗教に寛大だったオスマン帝国は、領内にさまざまな宗教信者を抱えていた
長期支配の間に改宗者も多く、複数の宗教が混在する地域も現れた
多宗教混在地域のひとつがボスニア・ヘルツェゴビナである
 ☆オスマン帝国の衰退期にいち早く独立を果たしたバルカン半島諸国
 ☆セルビア人など、南スラブ人の連合国家(ユーゴスラビア)がつくられた
第二次世界大戦後にはユーゴスラビア連邦となった
 ☆ボスニア・ヘルツェゴビナでは、イスラーム教徒が多数派を占めていた
民族的にはセルビア人やクロアチア人
 ☆宗教で結びついた独自の民族意識を強める
ボスニア・ヘルツェゴビナの人口構成比
 ☆ムスリム人(約44%)、セルビア人(約32%)、クロアチア人(約18%)
ボスニア・ヘルツェゴビナではユーゴスラビアからの独立をめぐって3民族が対立
争いは、和平合意によって終結したものの、現在も3民族の対立は続いている

旧ソ連のイスラーム諸国
マルクスが「宗教は精神的なアヘン」などと唱えた
共産主義のソ連では宗教は否定的に扱われてきた
連邦内のイスラーム教徒たちは信仰を捨ていない
ソ連崩壊後に誕生した中央アジア諸国家には、イスラーム教徒が大半を占める国も多い
ウズベキスタンなどでは、過激なイスラーム復興運動もみられる
イスラーム国家樹立をめざす武装勢力のテロも起きている





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