Quantcast
Channel: 慶喜
Viewing all articles
Browse latest Browse all 13377

日銀はマイナス金利を進めよ

$
0
0
円高が加速しているが、主因は日米の実質金利差の縮小です

金利とは、償還期間10年国債の利回りです
実質金利とは、10年国債の利回りから消費者物価上昇率を差し引いたものです
10年国債は、主要国の標準的な金融資産でその国の通貨価値を反映する
『産経新聞』IRONNA記事参考&引用






産経新聞記事より引用

円の対ドル相場
日米の実質金利差が拡大する局面では円安
日米の実質金利差が縮小傾向に転じると円高
昨年4月以降、実質金利差は縮小し始め、6カ月遅れて円高傾向に転じた
実質金利差に比べて、名目金利差のほうはほぼ安定した水準で推移

日銀は国債を買い上げる
10年国債利回りを下げたが、米国との名目金利差はあまり動かなかった
円高傾向が続く中で、日銀は今年2月にはマイナス金利政策を導入し
国債利回りはマイナスに転じたが、それでも円高は止まらない

日本の消費者物価上昇率
ゼロ・コンマ台で推移
米国の物価は、今年に入って上昇基調にあり、実質金利差は大きく縮小した
今後の円相場を左右する鍵は、日米の名目金利、インフレ率の動向です

米国は、利上げに慎重
実質金利は当面上昇しそうにない
日本では、消費税増税後に落ち込んだ家計消費が底ばい状態である
内需低迷に円高が重なり、デフレ圧力は高まっている
日本の実質金利は高くなり、米国との実質金利はさらに縮小する気配である

日銀が円高傾向に歯止めをかけるには?
量と金利の両面で追加緩和に踏み切る必要がある
「量」の追加緩和は、円高要因になりうるので、威力に疑問符がつく
日本国債が品薄になると相場はさらに上昇すると見込まれ、海外からの投機買いを招き寄せる
機動的かつ弾力的な手段はマイナス金利政策の強化しかない
日銀が手をこまねいていると、円高が進行する結果、デフレ不況に舞い戻りかねない

Viewing all articles
Browse latest Browse all 13377

Trending Articles