アラムコ「４兆ドル上場｣の慈雨
「サウジアラビアが国営石油会社アラムコの株式公開を検討」と報じられたアラムコの会長は「上場には上流部門が含まれる」と発表アラムコの巨大上場は「干天の慈雨」１０億ドル単位の手数料が手に入るＦＡＣＴＡ３月号記事参考＆引用（真相が記載されている雑誌で私の愛読書です）
アラムコ（ネットより引用）
時価総額世界ダントツのアラムコ
サウジ国内に１００以上の油田を保有し、原油生産量のシェアは世界の１２％位６万人の従業員を抱える１バレル当たりの掘削コストは１２ドル程度と世随一の低さを誇る天然ガスを含めると、埋蔵量は３千億バレル相当となる上場エネルギー企業としては世界最大である米エクソンの２５０億バレルの１２倍です新規公開の引き受け手数料は６％位歴史的な巨大ディールなので、１，５％位ダウンしても手数料は６０億ドル（全体の１０％株の公募）大手銀が１年間で稼ぎ出す営業利益の半分程度を一発で得られる脱モノカルチャー経済サウジアラビアが、産業転換に必要な金額は４兆ドル位アラムコが上場企業となった場合の予想時価総額と合致するサウジ財政は、原油価格の急落で、昨年の財政赤字額は約１千億ドルとなった外貨資産も１４年から１５％も減っているサウジ政府としては、財政再建に消費税を検討し姶めたが、所得税など個人直接税の無税路線は貫きたい考えアラムコの株式公開は、増税なき産業転換の財源へアラムコの株式公開とは、一種の民営化であるムハンマド副皇太子は、５年後の財政赤字解消を目標に、医療機関や学校施設など他の政府保有資産の放出を検討しているサウジ版の「サッチャリズム」を目指している