１６年８月にリオ五輪なのに、ブラジル経済も政治も真っ暗
与党の連立相手の汚職疑惑がはね返った。新興国第２位のブラジル経済は、政治的にも経済的にも方向感を見失っている大統領の弾劾、大物議員の汚職容疑での起訴、財政危機の三重苦ですブラジル政治は、大きな可能性を秘めた国を台無しにするか？失業者が道路に繰り出し、大規模抗議デモで、ルセフを権力の座から追い出すかもしれないＦＡＣＴＡ２月号記事参考＆引用（真相が記載されている雑誌で私の愛読書です）
ブラジル「大統領弾劾」（ネットより引用）
ルセフ政権の政権施策
現在財政赤字は、ＧＤＰの約１０％、公的債務は７０％の水準ブラジルの金利の高さ（約１４％）を考えると問題が大きいですインフレ率は、１０％と高止まりし、金利を引き上げざるを得ないインフレ抑制の為、石油や電気などを価格統制し、主要産業への補助金を拡大財政赤字を低く見せようと国営銀行への政府負債を計上しないなど財政を”操作”したブラジルのＧＤＰは１５年約４％、１６年はさらに約３％の縮小が見込まれてます通貨レアルが、中国経済の減速や政治の混迷で急落「大統領の弾劾手続き、ソブリン債の格下げ、財務相の辞任｣は厄災への一直線コースでは？金利は史上最低水準のこの時期、ブラジルはインフレとマイナス成長で喘いでいるルセル大統領弾刻の急先鋒ターニャ氏も混乱に拍車ターニャ氏が、スイスの秘密口座に隠し持っていた億ドル単位のカネは、ペトロブラス疑惑の資金では？ターニャ氏は議会の圧力にもかかわらず断固辞任を拒否しているペトロブラス疑惑では、幹部、政治家が結託してペトロブラスから巨額の資金を流用していた取り調べを受けている政治家は３０人以上、上院議長も捜査対象で経済は急速に悪化しているが、ルセフ大統領は、いかなる弾劾も即座に否決した